非正規雇用でも生きていけない?20代~40代の“働き方格差”が深刻化
November 6, 2025
日本ではいま、“70歳まで働くことが当たり前になる時代”が確実に近づいています。その背景には、年金制度の先行き不安、物価上昇、そして急速な高齢化があります。特に近年は、**「老後の生活費が足りない」**と感じる高齢者が増加し、働き続ける選択をする人が急増しています。
厚生労働省のデータによると、過去20年で「65歳以上で働く人」の数はほぼ倍増しました。現在では 約900万人 が高齢労働者として働いており、これは日本の働く人全体の約13%にあたります。日本社会はすでに、“高齢者も働くのが普通”という段階に入り始めているのです。
総務省の家計調査によれば、単身高齢者の平均収支は以下のようになっています。
平均収入:月約 13万円
平均支出:月約 15〜16万円
つまり、毎月2〜3万円の赤字 が発生しています。これは物価上昇により、ますます深刻化しています。
特に
食品価格の上昇
光熱費の高騰
医療費の負担増
住宅・管理費の上昇
などにより「貯金を切り崩す生活」を余儀なくされる高齢者が増えています。
とはいえ、70歳近くになると「体力が心配」「未経験者は採用されないのでは?」と不安を抱く人も多いでしょう。しかし現実には、今の日本には“70歳でも無理なく働ける仕事”が増えています。
施設・オフィスの清掃
マンション管理スタッフ
夜間の見回り・警備
病院やクリニックの受付・案内
工場のかんたん軽作業
配送センターの仕分け
スーパーのバックヤード作業
送迎ドライバー(シニア歓迎)
これらは
短時間勤務OK
シフト調整が柔軟
体力の負担が大きくない
研修がある
という特徴があり、70歳前後の応募が非常に多い職種です。
高齢者が働き続ける理由はお金だけではありません。インタビュー調査では次のような声が聞かれます。
「人と話せるのが嬉しい」
「仕事があると生活にリズムができる」
「社会に関わっていたい」
「まだまだできることがあると感じたい」
特に、配偶者を亡くした単身高齢者では、仕事が精神的な支えになっている というケースが多いのです。
高齢者の転職は、無理をしないことが何より重要です。
成功している人たちは、次のポイントを意識しています。
● ① 週2〜3日から始める
体力の負担を最小限にし、長く続けられる働き方を選ぶ。
● ② 座り仕事・軽作業を優先
立ちっぱなしの仕事より、負担の少ない業務の方が継続しやすい。
● ③ 職場環境の“雰囲気”を重視
人間関係がよい職場ほど辞めにくく、居心地も良い。
● ④ 資格より「誠実さ・丁寧さ」
シニア採用では、年齢よりも“ミスが少ない”“真面目”が評価される。
「もう働けないかもしれない」と不安に思う人ほど、実は選択肢が多く残っています。今の日本は、高齢者が働き続ける社会構造にシフトしている最中 です。70歳からの働き方は、人生を支える大事な“第二のスタート”。そしてそのスタートを切る人は、今後ますます増えていくでしょう。
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