非正規雇用でも生きていけない?20代~40代の“働き方格差”が深刻化
November 6, 2025
70代・80代の『働き続ける老人』が急増、日本ではいま、“想定外”の現象が起きています。それは、70代・80代になっても働き続ける高齢者が急増していることです。厚生労働省のデータによれば、70代で働く人は過去最多、80代の就業者も近年で急激に増えています。「体力があるから働きたい」という前向きな理由よりも、多くの人が口にするのは “生活のため” という切実な事情です。
銀行や保険会社がまとめた最新レポートでは、一人暮らしの高齢者の生活費は月 14〜18万円、二人暮らしでは 22〜28万円 とされています。
しかし年金は、
国民年金:月5〜6万円
厚生年金:月14〜17万円
と十分とは言えません。物価上昇も重なり、「年金だけでは生活が成り立たない」という声が急激に増えています。
かつては60歳で定年、65歳で完全退職が一般的でした。
しかし企業側も人手不足が深刻になり、
最近では 70代以上でも歓迎 する職場が増えています。
清掃スタッフ
介護施設の補助
マンション管理員
警備員
スーパーの品出し
工場の梱包や仕分け
交通誘導
配達補助(軽作業)
これらの仕事は、年齢よりも“誠実さ・安定して働けるか” が重視されるのが特徴です。
高齢者向けの求人サイトを見ると、採用条件の多くに次のような文言が並んでいます。
週2〜3日からOK
1日4時間の短時間勤務
未経験歓迎
70代・80代が活躍中
高齢者が無理なく続けられるよう、企業側も勤務時間を柔軟にしています。
厚労省の調査では、70代の約6割が「できる限り働き続けたい」と回答しています。理由は、
生活費のため
社会とのつながりのため
健康維持のため
認知症予防のため
と多岐にわたります。医療技術の進化によって健康寿命が延びているため、70代・80代でも働くことが珍しくなくなってきました。
一方で、問題もあります。
● ① 体力の限界
無理をしてケガをするケースが増加。転倒による骨折は要介護リスクが大きい。
● ② 交通事故の増加
高齢者ドライバーの配達業務が増え、交通事故も増加傾向。
● ③ 労働環境が必ずしも整っていない
シニア採用を進める企業が増える一方、健康管理や安全対策が追いついていない現場もある。
高齢者の就業を研究する専門家はこう言います。「働くかどうかより、働き方を選べるかが重要」
70代・80代で働く場合、
長時間労働は避ける
立ち作業が少ない仕事を選ぶ
無理をしない勤務シフト
家から近い職場を選ぶ
医師の定期診断を受ける
といったポイントが特に重要です。
少子高齢化が進む日本では、“70代・80代も働く社会” がますます現実的になっています。もちろん不安もありますが、一方で 「何歳からでも社会に参加できる」という新しい価値観も生まれています。老後の不安を少しでも減らすためには、
収入の柱を複数持つ
健康を維持する
無理なく働ける職場を選ぶ
ことが鍵になるでしょう。
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